真っ白
風の噂で、このゲームが面白いとうから購入したソフト。ろくにプレイもせずに半ば無理やり友達にも薦めた。
何よりも説得力あったのは漫画『こち亀』の存在だった。
孫の大切なポケモンのデータを消してしまった部長さんが、必死でポケモンを集めてる姿に心を打たれた訳では無いがwプレイしてみたくなった。
必勝本を片手にコツコツと進めてクリアし『赤』だけで集められるポケモンをコンプで、友人の協力もあって、なんとか150匹を集めることが出来た♪
所がである。
この時期…64であるソフトが発売された。
『ポケモンスタジアム』このゲームのせいで、オイラの赤のデータは消滅したのである。
しかも『スタジアム』はオイラのものでもないし画面すら見たことは無く…プレイしたのも身内ではあるものの…所詮は他人。
結局はオイラは『こち亀』の部長の孫と同じ立場になってしまったのである。
必ず元に戻すと、その場しのぎ発言を聞いてもオイラの頭は真っ白…。
彼は知らないのである。
赤一本、本体一つでは、いくら徹夜しようと絶対に絶対に不可能だということを。
そこそこの大人が一人で集める大変さを。
最終的には何事も無かったように時は過ぎて…このゲームは他人に150匹消されたという思い出しか残らなかった。
後にGBAで『ファイアレッド』が発売されプレイ…赤のとき同様、かなりの大人になってからだったので周りにプレイヤーは無く…無事エンディングを迎えた。
後にも先にも赤をプレイしたのは、あれっきりだった。